リビングデザイン

覇王樹

サボテンって漢字で書くと『覇王樹』と書きます。

みなさんご存知でしたか?庭に携わる仕事をしている人であれば当然知っている!・・・というわけでもなくて、僕も初めて知りました。

”覇王=ラオウ”をイメージするのは庭に携わる仕事をしている人でなくても多いと思いますが、ここではあえて割愛します。

写真は表現の幅を広げるために訪れたサボテン(多肉植物)を専門で扱っている生産者のハウスの様子です。本当にさまざまな種類のサボテンがあって見ていて楽しいです。

基本的には乾燥した熱帯地域の植物ですが、日本の気候にも屋外で耐えられるモノもいくつかあります。砂漠のようなイメージのお庭をつくりたい人やラオウ好きな人にはお勧めしたいと思います。


手描きの図面

今日は事務所にこもってびっしりと図面を描いたり段取りな一日。夕方には出来上がっていたプランを持って『ゴトオリの家』(*建築設計 Frame Work 設計事務所)のプレゼンへ。

現地を初めて見させていただいたときに、隣接する建物に切り取られた山の稜線がとても印象的でだったので、お庭をつくることで背景の景色と住宅が繋がるといいなぁという想いがありました。いつもはだいたいCADで描いた図面でのプレゼンが多いのですが、今回は手描きの図面を準備して臨みました。下手くそなパースですが、自分の強く感じた印象を表現するのはCADよりもきっと伝わると思って。

その甲斐あってか、お施主さんにもプランを気に入っていただけてその場でOKをいただくことができました。うれしい!

あとは、イメージをしっかり表現できる木を探して着工に備えたいと思います。


この前植木を探しに行ったときに偶然出会った 『モチノキのバオバブ仕立て』

こんな木があったらいいなぁとイメージしていて、ずーと探していたんですがついに出会いました。

根元のあたりとか歩きそうなカンジがたまらなくいい~。この幹の太さに対して枝ぶりのかわいらしいこと!

こんなメルヘンな木は敷地の真ん中あたりにドーンと一本だけ植えて、その下に小さな三角屋根の小屋のような家を建ててほしい。白い板張りの家を。

などと妄想は膨らみます。

 

残念ながらこの木のサイズは1mぐらいなのでそんなふうには使えませんが・・・ほんと惜しい・・・

 

最近は自然樹形の木がとても人気ですが、個人的にはこうゆう木も大好きです。この木は簡単には使えそうにはないので、これからも畑に行ったときは成長の様子を見守っていきたいと思います。

 

 


気づく

今日は朝一番に来年工事予定のお客さまとプラン変更の打合せ。その後新規のお客さまと現場にて打合せ。その後もこれから入っていく現場の下見と段取りの打合せ。移動途中には以前お庭を作らさせていただいたお客さんのところへ様子を見に行ったり。

そんななか、現場にかかっていた足場を見上げてみるとドットなカンジがかっこよかった!これ、意匠的に使えるんじゃないかなぁ?

などと考えながら、現場状況を写真に撮っていると某工務店の井川君に「エロメガネ」呼ばわりされました。

そういえば、その前に行った打ち合わせでは久しぶりにお会いしたMさんに「だれ?」っ顔されました・・・そんで事務所に戻ればスタッフに「なんか薄くなったの隠してるんですか?」と・・・

まとめると、きっとすべては今この僕のロン毛ヘアーに原因があるんですね。はい!そうです。色気づいてすみません。でも、そう言われると切りたくない!!!だれでもみな平等にロン毛にする権利はあると思います。

*近いうち切りたいと思います。


 

黒御影石水盤

穂積の庭

最後の作業で、黒御影石で制作した水盤を設置しました。映り込んだ景色がとてもきれいでした。

今回の作庭では、やさしい樹形の木を選び、もともと既存のお庭に植えてあった下草や木もできるだけ取り入れてリメイクしました。

もともとそこにあったものと、新たにそこに取り入れたものがいいバランスで新しいお庭ができたと思います。

作業を終えた後、お施主さんの奥様にコーヒーをご馳走になりながら建築を設計した江口さんと少しの時間お話しました。その中で「庭ができて暮らしに安らぎ生まれました。」と言っていただいた一言がとてもうれしく心に残りました。

今度お庭の様子を見に行くときには、水盤に一輪の花を浮かべごちそうになったコーヒーとうれしい一言のお礼をしようと思います。


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